おめでとう荒川さん。Médaille d’or

ついにトリノオリンピックで待望のメダルが生まれました。
荒川さんの金メダル。

荒川さんとなれなれしく呼んでいるが、特に知り合いでもなんでもない。ただ単に学年が同じと言うだけで、でも呼び捨てするのは失礼かと思い「さん」付けしている。(最近スポーツ、オリンピックで同世代が活躍しており、荒川さんにかぎらず、すべての選手に「くん」なり「さん」をつけている。自分が「くん」「さん」付けで呼ぶようになったのはおそらく2002年のソルトレイクシティーオリンピックの時からである)

僕は彼女を今回の女子フィギュアの日本人選手の中で一番応援していた。
(実際長野のときから密かに応援はしていた。残念ながらソルトレイクは村主さんに代表を譲ってしまったが・・・)
彼女にはアスリートとして、自分の肉体を極限まで追い込む強さ、さらに、負けん気の強さを持つ一方で、表現者あるいは「アーティスト」として氷上で美を追求しようとする繊細さ。この二つの一見、背反している要素を最高の形で兼ね備えたスケーターのように思われる。

今回のフィギュアスケートは、スルツカヤ、コーエン、そして、村主さん、安藤さんと世界最強のスケーターが集った、史上最もレベルが高いと言うことのできる大会であり、また、日本選手団がメダルをなかなか獲得できない状況の中、プレッシャーに耐え、そして肩を脱臼しながらも獲得した金メダルは彼女の集大成として、また日本のスケート界のみならずスポーツ界にも歴史を刻むものだと思われる。

明日、スポーツ新聞買いに行こう。