熊の子見ていたかくれんぼ

最近、ガガガSPが歌っている「にんげんっていいな」がはやっているみたいですが、この曲を聴くと思い出すことがあります。

それは、今から約二十年前。

幼稚園か小学校に入るくらいの頃でした。

ある夏の土曜日の夜、いとこや叔父叔母が東京から大阪に来て、それが大いに嬉しかった僕は、かなりのハイテンションで、夜ごはんの時もソファーで暴れまくったり、騒ぎ放題でした。そんな中、ちょうどテレビで、漫画日本昔話が終わり、エンディングとなり、「にんげんっていいな」がかかり始めた時、僕はテレビとともにテンション高く歌い始めました。

「くまのこみていたかくれんぼ」

さらに高まるテンション。

「おしりをだしたこいっとうしょう」

この瞬間、テンションが最高潮に達した僕は、家族、親戚一同の前で、おしりを出すという行動に出ました。

すると、いとこや姉は大爆笑してくれて、「大成功!!」と思っていると、「バシーーーーーーーーーーーン」


僕は臀部にひどい痛みを感じました。


父のビンタが飛んできたのです。

ちなみに、うちの父はバレーボール国際公認コーチでして、普通にVリーグとかの監督ならできるみたいなんですが、そんな人がボールを打つかの如く、僕のお尻をジャストミートしました。


その後数時間にわたってお説教と暗い部屋に閉じ込め。

だいぶと怖かったです。


その時以来、僕は、「お尻を出した子一等賞」ではなく「おしりをだしたらたたかれた」と歌うようになったとさ。

めでたしめでたし。