パリに行ってきましてん

hiroshifleche2006-04-29

と言うわけで、パリに行ってきました。
まず、第一目標のレヴィナスの講演会。
ぶっちゃけた話、ストラスブールでやった講演会のほうが活気もあり、内容もよかったように思われた。
基本的なレヴィナスの思想については自分の中で咀嚼しつつあるものの、やはりまだしっくりと来ない部分がある。今後の課題としては、レヴィナスの著作及びレヴィナスが受容したハイデガーフッサールの著作を丹念に読み込んでいくことかなと思われた。

第二目標、古本屋めぐり。
趣味でもある古本屋めぐり。とりわけパリの古本屋は品揃えも豊富だ。
古本屋で本を探すことはある意味で宝探しであって、目当ての本を見つけたときの感動ほどすばらしいものはない。
というわけで、廉価でフーコーの『知の考古学』や研究書を買う。

第三目標、美術館めぐり。
初日は、ポンピドゥーの見学。歩きすぎと、現代芸術が何を表現したいのか考えてもわからず、無駄に疲れる。クリュニー美術館に行きたかったが時間の都合上行けず。
最終日。オルセーに行く予定だったがあまりにも人が並びまくっていて入れそうもなかったのでルーヴルへ。ルーヴルの偉大な諸作品を見る。彫刻部門では「エロスの接吻で目覚めるプシュケー」、絵画部門ではドラローシュの「若き殉教の娘」一番印象に残った。それプラス、ディドロデカルト肖像画を見れたことでかなり満足。
オルセーについてはまた次の機会に。(深夜ストラス発早朝パリ着、オルセープラスその他の美術館めぐりで夜パリ発夜中ストラス着という日帰りツアー計画中。参加者はご一報を。)
その後ピカソ美術館へ。「泣く女」を見ているとなぜか自分自身も泣きそうになる。

そんなわけで、今回のパリ旅行はなかなか充実したものだった。ある意味リフレッシュできた。5月からさらにがんばろう。